「広告収入を得たいけど、そもそもどんな仕組みで稼げるのかわからない」
「ブログの広告がクリックされるだけで報酬がもらえるって本当?」
「YouTube以外で個人で広告収入が得られるメディアが知りたい」
広告を利用した収益化は、本格的なメディア運用を目指す方だけでなく、副業で稼ぎたいという方にもおすすめです。少ない資金で始められるだけでなく、うまくいけば半自動的に稼げる仕組みが作れるので、魅力的な稼ぎ方と言えます。
ただし、広告やメディアの特性を理解していないと、1円も稼げずに時間を浪費してしまうので要注意です。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 広告収入の仕組み
- 広告の種類
- メリット・デメリット
- 広告収入が得られるメディア
広告収入を得て人生を豊かにしたい方は必読の内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
広告収入の仕組みをサクッと30秒で解説
ブログやSNSなどWebメディアに広告を貼り、それをユーザーがクリックしたり商品・サービスを購入したりすることで、収入が得られます。
広告経由で収入を得るにはWebメディアに集客し、より多くのユーザーに広告を見てもらう必要があります。
また、収入を増やすにはユーザーにマッチした広告を貼ることも重要です。Webメディアを訪れるユーザーが関心あるジャンルの広告ジャンルの広告を設置することで、クリックされやすくなります。
ただし、広告によっては自動で表示され、ジャンルが選べない場合もあります。そのため、効率よく収入を得たいなら特性を理解した上で、広告をWebメディアに設置しましょう。
収入が得られる広告の種類5選
収入を得るためには、広告の種類の特性を知っておくことが重要です。ここでは、Webメディアで活用されている5種類の広告について解説します。
- 成果報酬型広告
- クリック報酬型広告
- 純広告
- PR案件
- インプレッション報酬型広告
それぞれの特徴を説明するので、広告を利用して収入をアップさせたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 成果報酬型広告
成果報酬型広告とは、商品あるいはサービスを申し込んでもらうことで、報酬が発生するタイプの広告です。メディアに設置する広告を取得するために、以下のようなサービスを利用します。
- ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)
- Amazonアソシエイト
- 楽天アフィリエイト
上記のようなサービスは、広告主とメディアの運営者を仲介する役割があります。ASPやAmazonアソシエイトなどに登録して広告を取得すると、自分のメディアで商品やサービスの紹介が可能です。
ASPにはさまざまな種類があり、提携している広告主や報酬が異なります。そのため、利益の最大化を目指すなら複数のASPに登録し、最も報酬が高い広告を探すのが重要です。
また、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトを利用すれば、それぞれのサイトで販売している商品を自分のメディアで販売できます。商品が売れたら報酬が入るので、仕組みはASPと同じです。
ASPだけでなく、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトにも登録しておくと、多数のサービス・商品の中から自分のサイトに合ったものが選択できるようになります。
2. クリック報酬型広告
クリック報酬型広告の場合は、自分のメディアに貼り付けた広告をユーザーにクリックしてもらうことで報酬が発生します。以下のように、複数のサービスがクリック報酬型広告を運用しています。
- Googleアドセンス
- nend(ネンド)
- 忍者AdMax(忍者アドマックス)
- i-mobile
- Fluct(フラクト)
- AMoAd(アモアド)
- Trend Match(トレンドマッチ)
- Geniee(ジーニー)
nend(ネンド)はAMoAd(アモアド)はスマホ専用です。そのため、メディアの運用者は利用するサービスを適切に選ぶ必要があります。基本的にクリック報酬型広告は、配信する内容を自分で決めることはできません。
例えば、Googleアドセンスの場合はGoogleの判断で表示される広告が決まります。1クリックあたり平均数10~数100円ほどと言われています、そのため、収益の安定化と最大化を図るなら、複数の広告を組み合わせるのがおすすめです。
3. 純広告
純広告の場合は、広告主が特定のメディアの広告枠を買い取り、自社サービスや商品を宣伝します。継続的に広告を表示させるため、広告主はメディアの運用者に対して月額料金を支払います。
そのため、メディアの運営者は純広告を掲載すれば、毎月安定的に収入を得ることが可能です。広告主から声がかかるケースもありますが、基本は直営業で広告掲載を打診します。
4. PR案件
PR案件では、自分のメディアで商品やサービスを宣伝することで、報酬が受け取れます。こちらも純広告と同様に直営業で案件を獲得しますが、単発で報酬が発生するのが特徴です。
例えばブログで商品やサービスを宣伝する場合、記事単価で報酬を受け取ります。継続的に報酬を受け取ることはできませんが、広告主にメディアが高く評価されれば、まとまった金額を受け取ることも可能です。
5. インプレッション報酬型広告
インプレッション報酬型広告の場合は、広告が表示されるだけで収益が得られるのが特徴で、アプリなどの収入源になっています。インプレッションとは、広告が表示された回数のことです。
インプレッション報酬型広告は、表示回数が多いほど報酬額が増えます。広告がクリックされたり、商品が購入されたりする必要はありません。そのため、シンプルにアクセス数が多いメディアが、インプレッション報酬型広告に適していると言えます。
広告収入のメリット5選
自分のメディアに広告を取り入れると、以下のようなメリットが得られます。
- 本業と別の収入源が作れる
- 資金が少なくても始められる
- 半自動的に収益が得られる
- 収益の安定化が狙える
- 匿名で稼げる
「安定的に稼ぎたい」「副業の収入を増やしたい」と考えている方は必読の内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 本業と別の収入源が作れる
広告収入が得られるようになれば、収入源が1つ増えます。サラリーマンなど本業がある場合は、給料に加えて副収入も得られるので、生活に余裕ができるでしょう。
初心者の方は、広告で本業と同等の金額を稼ぐのは難しいですが、お小遣いをもらう感覚で気楽に収益化を目指すことが可能です。
2. 資金が少なくても始められる
広告は無料で掲載できるものもあるので、資金が少なくても始められます。自分で稼げるようになることを目指している段階では、費用をなるべく抑えたいですよね。
ASPによっては利用料がかかる場合があるので、無料で利用できるところから最適な広告を選びましょう。
また、広告を掲載するためにブログを運用するなら、サーバー代が必要です。とはいえ、毎月1,000円程度で利用できるレンタルサーバーもあるので、資金面が不安な方でも参入しやすいでしょう。
3. 半自動的に収益が得られる
自分のメディアに広告を設置しておけば、半自動的に収益が得られる仕組みが作れます。設置するまでの準備は必要ですが、設定が完了すれば広告が表示され続けるので、継続的に報酬が発生することも。
ただし、半自動的に収益を得るには、ユーザーにマッチした広告が表示され続ける必要があります。クリック報酬型広告は内容を操作できないので、ユーザーに合った成果報酬型広告も掲載しましょう。
4. 収益の安定化が狙える
広告には以下のように種類があり、掲載できるメディアもさまざまです。
- 成果報酬型広告
- クリック報酬型広告
- 純広告
- PR案件
- インプレッション報酬型広告
成果報酬型広告は商品やサービスの申し込みが完了する必要がありますが、クリック報酬型はクリックされただけで報酬が得られます。
また、メディアによって向いている広告の種類が異なります。そのため、複数種類の広告を利用するだけでなく複数のメディアを運用すれば、収益が発生する可能性を高められるでしょう。
たとえ1つのメディアで広告が停止されたとしても、分散しておけば被害を最小限にできるので、収入の安定化が図れます。
5. 匿名で稼げる
メディアやSNSの運用は匿名でもできるので、本名を明かすことなく広告収入が得られます。そのため、副業を禁止している企業で働いている方でも、安心して利益を上げられます。
ちなみに、本業以外にも収入源がある場合は住民税でバレると言われていますが、リスク軽減は可能です。副収入があるのがバレたくないなら、住民税を自分で納付する「普通徴収」を選択しましょう。
広告収入のデメリット3選
ここでは、広告で収入を得る際のデメリットを紹介します。
- 必ず稼げる訳ではない
- 確定申告が複雑になる
- 広告が停止されるリスクがある
自分に合った方法で稼ぎたいと考えている方は、広告を利用する前にデメリットをしっかり確認しておきましょう。
1. 必ず稼げる訳ではない
自分のメディアに広告を貼ったからといって、必ず稼げる訳ではないのが難点です。例えば、成果報酬型広告の場合は、広告経由で商品あるいはサービスを申し込んでもらわないと、報酬が発生しません。
また、自分のメディアにマッチしていない広告を大量に貼っても、ユーザーの心を掴めなければ収益はゼロのままです。そのため効率よく報酬を得るには、ユーザーに興味をもってもらえるような広告を選択する必要があります。
また、YouTubeやSNSを利用する場合は、人気がないと広告がユーザーの目に留まる機会が減ってしまいます。継続的に運用しても広告を見てもらえなければ収益が発生しないので、報酬を得るまでに時間がかかってしまうでしょう。
2. 確定申告が複雑になる
成果が出ている広告が増えるほど、確定申告が複雑になります。特に、広告を掲載するために多数のサービスを利用したり企業と契約したりすると、帳簿をつける手間が増えることに。
また、広告を掲載するためにASPに利用料を支払っている場合は、経費の申告も必要になります。サラリーマンなどで給与所得を得ている方でも、収入と経費を計上しなければいけません。
ただし、年間の所得が20万円を超えなければ、所得税の確定申告は不要です。主婦の方などは確定申告をしなくても良い可能性があるので、1年間の所得を確認するようにしましょう。
3. 広告が停止されるリスクがある
広告を掲載していると、報酬が発生している場合でも停止されるリスクがあります。例えば、YouTubeならコンテンツが不適切だと判断されると、広告が表示されなくなってしまいます。
またクリック報酬型広告でも、企業に評価されなくなったりイメージを損ねると判断されたりすると、提携が終了することも。安定的に稼ぎたいなら、コンテンツの最適化を図るだけでなく、複数の広告を掲載してリスクを分散するのがおすすめです。
広告収入が狙えるメディア6選
広告の種類だけでなく、収入が狙えるメディアも複数あるので、自分に合った方法を選択するのが重要です。ここでは、広告収入が狙えるメディアを6つ紹介します。
- ブログ
- YouTube
- アプリ
- TikTok
メディアがもつ特性的なメリット・デメリットだけでなく、どのような広告がマッチしているか解説します。これから広告収入を得たい方でも理解できるように噛み砕いて解説するので、どのメディアの運用が自分に合っていそうか考えてみましょう。
1. ブログ
ブログでは、クリック報酬型広告や成果報酬型広告を設置できます。主に以下の4つのサービスを利用することで、広告収入が得られます。
- Googleアドセンス
- アフィリエイト
- Amazonアソシエイト
- 楽天アフィリエイト
例えばGoogleアドセンスは、クリック報酬型広告が設置できるサービスです。運営しているブログに設定すると、広告が自動配信されるようになります。
ブログに貼り付けたGoogleの広告がクリックされるだけで報酬が発生するので、半自動的な報酬発生が期待できます。ただし、広告の内容を自分で選べないので、成果を上げるための対策を講じにくいのが難点です。
また、ブログでは以下のサービスを利用すれば、成果報酬型広告の設置が可能です。
- アフィリエイト
- Amazonアソシエイト
- 楽天アフィリエイト
商品やサービスを自分で選ぶ必要がありますが、メディアを訪れるユーザーにマッチしたものを紹介することで、収益アップが図れます。サービスによって紹介できる商品や報酬が異なるので、複数利用して利益の最大化を目指しましょう。
ブログで稼ぐ方法については「ブログ収入を稼ぐ10の仕組みと秘訣をプロが徹底解説【収益格付け表あり】」で詳しく解説しています。稼げるブログの開設手順も紹介しているので、ぜひご覧ください。
2. Twitter
Twitterは、自分のメディアにユーザーを誘導するツールとして利用できます。ツイートにブログのリンクを貼り、それをクリックしたユーザーがメディア内の広告経由で商品やサービスを申し込めば、報酬が得られます。
Twitterではアフィリエイトが不適切と判断されると、アカウントが停止されるリスクがあるので要注意です。そのため、リスクを取りたくない方はツイートにアフィリエイトリンクを貼るのではなく、商品やサービスを紹介しているメディアにユーザーを誘導しましょう。
また、フォロワーが多ければPR案件が獲得できる可能性があります。アカウントが企業の目に留まり、自社のサービスや商品の宣伝に有用だと判断されると、PRを依頼されることがあります。
3. Instagram
Instagramで広告収入を得る方法としては、PR案件が主流です。企業と契約を結び、商品あるいはサービスを自分のアカウントで宣伝することで収入が得られます。
案件の単価はフォロワー数に依存するので、アカウントの人気が高まるほど報酬がアップします。ただし、成果が出ないと報酬が発生しない案件もあるので、契約時にしっかりと確認しましょう。
また、InstagramはTwitterのように自分のメディアにユーザーを誘導するツールとしても利用可能です。Instagramでの投稿内容と同ジャンルのブログを運用していれば、報酬が発生しやすいのでおすすめです。
4. YouTube
YouTubeでは、動画内に表示される広告が視聴されることで報酬が発生します。YouTubeに表示される広告は、以下の4種類です。
- スキップ可能な動画広告(5秒間再生後にスキップ可能な広告)
- スキップ不可の動画広告(15秒または20秒のスキップ不可の広告)
- バンパー広告(最長6秒のスキップ不可の広告)
- オーバーレイ広告(再生画面の下部20%に表示される広告)
広告主がYouTubeに支払った「広告掲載料」の一部が、報酬として支払われる仕組みです。ただし、YouTubeチャンネルで収益を発生させるには、以下のような基準を満たす必要があります。
- 広告掲載に適したコンテンツを配信している
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
- 子ども向けのチャンネルでない
そのため、チャンネルを開設したばかりの時期は報酬が発生しません。時間はかかりますが、チャンネルの登録者が増えて動画の再生時間が伸びるほど、大きな収益が期待できるでしょう。
5. アプリ
アプリに広告を表示させることで、報酬を得る方法もあります。アプリの場合は、インプレッション報酬型広告が主流で、以下のようなタイプがあります。
- バナー広告
- アイコン広告
- 全画面広告
- オファーウォール型広告
オファーウォール型広告という名前に、馴染みのない方は多いでしょう。オファーウォール型広告とは、自分のアプリ内に「おすすめアプリ一覧」などのメニューを設置し、クリックしたユーザーに他アプリを宣伝するための広告です。
他アプリのインストールや条件達成と引き換えに、広告を掲載しているアプリ内で利用できるポイントなどが付与されます。運用者は広告主から報酬が受け取れるため、オファーウォール型広告を取り入れているアプリは多いです。
オファーウォール型広告以外は、ユーザーに視聴してもらうだけで報酬が発生しますが、アプリを開発したり購入したりして運用する必要があります。アプリを保有していると維持費がかかるので、運用については慎重に検討しましょう。
6. TikTok
TikTokでは、フォロワーが多いとPR案件が獲得できる可能性が高まります。企業と直接契約を結び、商品あるいはサービスをPRすることで報酬が受け取れます。
また、TikTokのプロフィールページにリンクを設置し、自分で運用しているブログやYouTubeに誘導することも可能です。例えば、誘導したユーザーがブログの広告をクリックしたり商品リンクから購入したりすると、紹介料が発生します。
ただし、TikTokのフォロワーが少ないとPR案件の依頼を受けにくいです。Webメディアへの集客も難しいので、収益を得るには先にフォロワーを増やす必要があります。
▼WordPressの始め方はこちら▼ 【初心者向け】WordPressブログの始め方を超簡単にわかりやすく解説