ブログの始め方から
収益化までを徹底解説

 

SEOキーワード選定のやり方とは?設定の流れや無料ツールを初心者向けに解説

本記事では、SEOキーワード選定のやり方や重要な理由、失敗しないためのポイントなどを初心者にもわかりやすく解説します。

SEOキーワード選定を行うと、読者の検索意図を満たした記事を制作しやすく、特定のキーワードで上位表示も目指せます。

結果としてPV数や収益性が向上する要因となるでしょう。

SEO対策におけるキーワード選定には複数のコツがあり、無料ツールを使えばさらに効率化できます。

この記事を読めば、SEOキーワード選定のノウハウを習得できるので、ぜひご覧ください。

SEO対策で必須のキーワード選定とは

SEO対策におけるキーワード選定とは「何と検索したユーザーに向けた記事を制作するか」を決める作業です。

言い換えると「どの検索語句で検索結果の上位表示を目指すか」を指します。

キーワード選定はSEOにおいて重要な要素であり、効率的にPV数を伸ばし、Webサイトの評価を高めるためには必須の作業です。

SEOとは

SEO(Search Engine Optimization)とは、Webコンテンツを検索結果の上位に表示させるための施策です。

日本語では「検索エンジン最適化」を指し、SEOを最適化させる施策を一般的に「SEO対策」と呼びます。

ブログやWebサイトにSEO対策を講じると、検索エンジンを利用するユーザーの目に自社のWebサイトが留まり、PV数や成約数の向上につながります。

一方で、SEO対策を講じないと、頻繁にブログやWebサイトを更新してもアクセス数が伸びない原因となるので要注意です。

SEOキーワードとは

SEOキーワードとは、SEO対策の観点からブログやWebサイトに取り入れるべきキーワードを指します。

コンテンツにSEOキーワードを取り入れることで、コンテンツ自体の検索順位に加え、Webサイトそのものの評価が高まりやすくなります。

例えば、東京都で洋食店を営む場合、以下のようなキーワードを取り入れる戦略が考えられるでしょう。

  • 洋食
  • レストラン
  • ランチ
  • ディナー
  • ハンバーグ
  • オムライス
  • 店舗の地域名 など

戦略的にブログやWebサイトを運営するためにも、必要なSEOキーワードを適切に選定し、コンテンツを投稿していくことが重要です。

SEOキーワード選定が重要な3つの理由

SEOキーワード選定が重要な理由は、大きく以下の3つです。

SEOキーワード選定が重要な理由
  • 記事の方向性が明確になる
  • 特定のキーワードで上位表示を目指せる
  • 上位表示しないキーワードでの記事作成を避けることができる

各要素を詳しく解説します。

記事の方向性が明確になる

SEOキーワードを選定すると、記事の方向性が明確になります。

キーワードを定めると想定読者が明確になり、ユーザーの悩みや求める情報に沿った有益な記事を制作しやすくなるためです。

提供すべき情報が明確になるため、記事に一貫性が生まれ、執筆する内容にも迷いません。

求める情報が的確に記載されていれば、読者は記事を読み進め、以下のようなコンバージョンにつながりやすくなります。

  • 商品の購入
  • サービスの登録
  • 資料請求
  • 無料相談 など

一方で、キーワードを選定せず曖昧なイメージのまま記事作成を進めると、内容がブレやすくなります。

読者は記事の内容が検索意図と異なるとすぐに途中離脱してしまうので、成果につながらない可能性が高いでしょう。

特定のキーワードで上位表示を目指せる

選定した検索語句で上位表示しやすくなる点も、SEOキーワード選定を行うメリットです。

SEOキーワードを選定したうえでコンテンツを制作すると、そのキーワードで検索したユーザーが求める情報を提供しやすくなります。

Googleはユーザー体験に優れた記事を検索結果の上位に表示させるので、狙ったキーワードで上位表示を獲得しやすくなります。

基本的に検索結果で上位表示された方がユーザーのクリック率が高まるので、より多くのアクセスが集まる要因となるでしょう。

一方で、キーワード選定をしないとユーザーが求める情報を提供できず、ユーザー体験が低下する要因となります。

結果として検索順位が上がらず、アクセスが集まらなくなるので要注意です。

上位表示しないキーワードでの記事作成を避けることができる

キーワード選定を行うことで、上位表示できないキーワードでの記事作成を避けることができます。

中には、SEO記事では上位表示が難しいキーワードが存在します。

具体的には以下のようなキーワードです。

  • 読者の目的が情報収集ではなく商品の購入である
  • 公式サイトやサービスページばかり表示される
  • 競合サイトが超大手サイト

せっかく制作した記事が上位表示されないと、誰からもアクセスされず、労力の無駄になる可能性があります。

また、上位表示できない記事が多いと、Googleから質の低いWebサイトと判断され、全体の評価が下がる可能性もあるので要注意です。

SEOキーワードの選定を行うと、上位表示の見込みがないキーワードを事前に把握できるので、効率的にブログやWebサイトを運用できます。

SEO対策における8種類のキーワード【具体例付き】

SEOキーワード選定におけるキーワードは、以下の3視点・8種類に分けられます。

キーワードの分類
  • 構成が異なるキーワード(単一・複合キーワード)
  • 検索ボリュームが異なるキーワード(ビッグ・ミドル・スモールキーワード)
  • 検索意図が異なるキーワード(取引型・案内型・情報型キーワード)

各キーワードの種類を詳しく解説します。

構成が異なる2つのキーワード

構成に着目すると、キーワードは以下の2つが存在します。

キーワードの種類 特徴 具体例
単一キーワード 単一の一語で構成される ・レストラン
・洋食店
複合キーワード 複数の単語で構成される ・レストラン 東京
・レストラン おすすめ

単一キーワードは検索ボリュームが大きい傾向にあるので、上位表示できれば多くのアクセスを見込めます。

ただし、上位表示の難易度が高く、想定読者のニーズを正確に掴むことも難しいです。

一方で複合キーワードは、読者の検索ニーズを想定しやすく、単一キーワードよりも上位表示の難易度が低いです。

ただし、単一キーワードよりも検索ボリュームが少ないので、上位表示した際のアクセスは少なくなりやすいです。

検索ボリュームが異なる3つのキーワード

検索ボリューム(月間の検索数)の違いに着目すると、以下の3つのキーワードに分けられます。

キーワードの種類 月間の検索ボリューム 具体例
ビッグキーワード 10,000回以上 ラーメン 東京
※月間検索数49,500回
ミドルキーワード 1,000~10,000回未満 ラーメン 東京 おすすめ
※月間検索数2,400回
スモールキーワード 1,000未満 ラーメン 新宿 おすすめ
※月間検索数70回

基本的に検索ボリュームが大きいほど、ユーザーのニーズが多く、上位表示した際のアクセス数も伸びやすいです。

ただし、検索結果の上位表示を獲得する難易度も高いです。

一方で、検索ボリュームが小さいと、上位表示を獲得する難易度は低いですが、アクセスも伸びにくい傾向にあります。

また、検索ボリュームが小さくなるほど、複数の語句で構成される傾向にあり、ユーザーのニーズが明確となります。

なお、スモールキーワードは「ロングテールキーワード」と呼ばれることがあります。

検索意図が異なる3つのキーワード

ユーザーの検索意図に着目すると、キーワードは以下の3つに分けられます。

キーワードの種類 特徴 具体例
トランザクショナルクエリ
(取引型キーワード)
商品の購入や取引を目的として検索される 小型テレビ 通販
ナビゲーショナルクエリ
(案内型キーワード)
特定のサイトへのアクセスを目的としている 楽天市場
インフォメーショナルクエリ
(情報型キーワード)
悩みや疑問の解決を目的としている 小型テレビ 選び方

トランザクショナルクエリやナビゲーションクエリでは、ユーザーが直接商品を購入できるページや特定のWebサイトが上位表示されやすいです。

一般的なSEO記事では上位表示を獲得する難易度が高い傾向にあります。

また、仮に上位表示されたとしても、ユーザーニーズを満たせず、コンバージョンにつながる可能性は低いです。

通常のSEO記事で上位表示を目指す場合、インフォメーショナルクエリの選定が一般的です。

SEOキーワード選定で着目すべき3つの重要ポイント

SEOキーワード選定を行う際に、必ず着目すべきポイントを3つ紹介します。

キーワード選定の重要ポイント
  • 検索ボリューム
  • 競合サイト
  • コンバージョンへのつながりやすさ

これらはSEOキーワード選定の基本となるため、必ず確認してください。

検索ボリューム

SEOキーワードの選定時は、必ず検索ボリュームを確認しましょう。

メリット デメリット
検索ボリュームが大きい ・上位表示された際に莫大なアクセスを見込める ・上位表示の難易度が高い
・ユーザーニーズを把握しづらい
検索ボリュームが小さい ・上位表示の難易度が低い
・ユーザーニーズを把握しやすい
・上位表示しても莫大なアクセスは見込めない

一概に適切な検索ボリュームは断言できません。

ブログ・Webサイトの戦略や規模、ドメイン評価などによって狙うべき検索ボリュームのキーワードは異なります。

例えば、開設直後の小規模ブログの場合、スモールキーワードで確実に上位表示の獲得を狙うべきでしょう。

一方で、大規模でドメイン評価も高いWebサイトなら、ビッグキーワードで上位表示の獲得を狙う戦略が適している可能性があります。

競合サイト

候補となるSEOキーワードの競合サイト(上位記事)も必ず確認が必要です。

当然ですが、検索エンジンに競合サイトよりも優れたコンテンツと評価されなければ、上位表示はできません。

特に以下の2点は重点的に確認してください。

  • Webサイト全体の規模やドメインの評価
  • コンテンツ単体の質

少なくとも片方は優れていないと、上位表示できないと考えましょう。

また、上位表示されているページが特定のサービスや商品の紹介に特化したサービスページの場合も上位表示が難しい可能性が高いです。

コンバージョンへのつながりやすさ

キーワードによってコンバージョンへのつながりやすさが異なります。

例えば、商品やサービスの名称が入った「商標キーワード」は比較的コンバージョンしやすいです。

既に商品やサービスを認知している「顕在顧客」にアプローチできるので、背中を押す情報を提供すれば成約する可能性があります。

一方で、ユーザーの悩みや課題を解決する「情報型キーワード」は、商標キーワードよりもコンバージョンの難易度が上がります。

商品やサービスを知らない「潜在顧客」である可能性が高く、コンバージョンには以下の流れを経る必要があるためです。

  • 解決策の把握
  • 商品・サービスの認知
  • 商品・サービスの教育
  • 競合商品・サービスとの比較
  • コンバージョン

目的がコンバージョンの場合、まずは顕在顧客へのアプローチを行う方が効率的でしょう。

SEOキーワード選定の手順・やり方

SEOキーワード選定の方法は、各Webサイトの方向性や担当者によって異なります。

その中でも代表的なやり方は以下の通りです。

STEP.1
目的・成果の明確化
STEP.2
想定読者の明確化
STEP.3
メインキーワードの決定
STEP.4
関連キーワードの洗い出し・分析
STEP.5
競合サイトの分析
STEP.5
SEOキーワードの選定

各工程を詳しく解説します。

1. 目的・成果の明確化

キーワード選定時は、ブログ・Webサイトの目的や求める成果を明確にします。

  • 自社商品の認知・購入(無料相談・資料請求)
  • アフィリエイト収益の獲得
  • Googleアドセンス収益の獲得
  • ブランディング・業界内の地位確立
  • マーケットリサーチ など

目的によって選定すべきキーワードの方向性が異なります。

ブログ・Webサイトの目的が曖昧だと、ターゲットユーザーや選定キーワードも曖昧になりやすいので要注意です。

2. 想定読者の明確化

次に想定読者(ターゲット)を明確化します。

Webサイト運営の目的と商品・サービスのターゲット顧客を踏まえて設定しましょう。

想定読者は、架空の人物である「ペルソナ」を設定するとイメージしやすいです。

例えば「プログラミングスクールのアフィリエイト商材を販売したい」が目的の場合、以下のようなペルソナが考えられます。

  • 名前:鈴木太郎
  • 性別:男性
  • 年齢:26歳
  • 職業:会社員(営業職)
  • 年収:380万円
  • 家族構成:独身
  • 悩み:副業で収入を上げたい
  • 休日の過ごし方:自宅でネットサーフィン

3. メインキーワードの決定

次に、ブログ・Webサイトの目的やペルソナを踏まえたメインキーワードを選定します。

メインキーワードは単一語句に設定してください。

ここで挙げたキーワードで記事を執筆するのではなく、メインキーワードを軸に実際のSEOキーワードを選定します。

また、メインキーワードは、複数選定しても問題ありません。

今回の例でいえば、以下のようなメインキーワードが考えられます。

  • 副業
  • プログラミング

上述した想定読者は「副業で収入を上げたい」と悩んでおり、販売したい商材は「プログラミング教室」であるためです。

4. 関連キーワードの洗い出し・分析

選定したメインキーワードを軸に、関連キーワードを洗い出します。

先述した2つのメインキーワードからそれぞれ関連キーワードを抽出しました。

「副業」の関連キーワード

  • 副業 おすすめ
  • 副業 在宅
  • 稼げる 副業
  • 副業 安全
  • 月5万 副業

「プログラミング」の関連キーワード

  • プログラミング スクール
  • プログラミング スクール おすすめ
  • プログラミング 勉強
  • プログラミング 初心者
  • プログラミング オンライン

詳しくは後述しますが、関連キーワードはキーワードプランナーなどのツールを用いて調べることが一般的です。

併せて各キーワードの検索ボリュームも調べておくと、後々スムーズに選定を進められます。

5. 競合サイトの分析

洗い出した関連キーワードの競合サイトを分析します。

実際にGoogleなどの検索エンジンで検索し、上位5記事程度に目を通しましょう。

先述した通り、少なくとも競合サイトよりも以下のいずれかが優れていないと上位表示はできません。

  • Webサイト全体の規模やドメインの評価
  • コンテンツ単体の質

また、キーワードによってはサービスページしか上位表示されておらず、SEO記事では対抗できない場合もあります。

各キーワードで「上位表示の見込みがあるか」を判断しましょう。

6. SEOキーワードの選定

最後に、実際に記事作成するキーワードを選定します。

キーワードの優先度は、ブログ・Webサイトの特徴によって異なりますが、以下の点を踏まえると良いでしょう。

  • 顕在顧客へのアプローチが最も成約が近い
  • 潜在顧客には商品の認知・教育が必要

また、Webサイトの開設直後は確実に上位表示を目指せるキーワードで記事作成を行い、ドメインの評価を向上させる戦略が主流です。

上位表示の難易度や検索ボリューム、コンバージョンのしやすさを総合的に踏まえて決定しましょう。

SEOキーワード選定で失敗しないための4つのポイント

SEOキーワード選定で失敗しないためにも、以下の4つのポイントを押さえてください。

SEOキーワード選定のポイント
  • 1記事1キーワードを意識する
  • 過剰にキーワードを詰め込まない
  • キーワードの重複を避ける
  • 検索順位・キーワードを見直す
これらを疎かにすると、ブログ・Webサイトの評価が低下するリスクが生じるので要注意です。

各要素を詳しく解説します。

1記事1キーワードを意識する

原則として、1記事に設定するキーワード数は1つです。

1記事1キーワードで記事を制作すれば、コンテンツの方向性が一貫し、ユーザーが本当に知りたい情報のみを提供できます。

結果として検索エンジンからの評価が高まり、上位表示される要因となるでしょう。

一方で、以下のように2つのキーワードを1つの記事で対策すると仮定します。

  • Googleアドセンス 収益化
  • アフィリエイト 収益化

Googleアドセンスについて知りたいユーザーにとって、アフィリエイトの詳細な解説は不要な可能性が高いです。

自分が知りたい情報に特化していないと判断したら、記事を途中離脱する方も多いでしょう。

ユーザー体験が低下し、上位表示を獲得できない要因にもなるので要注意です。

過剰にキーワードを詰め込まない

コンテンツ内にSEOキーワードを詰め込みすぎる施策はおすすめしません。

過去には、文章が不自然でもSEOキーワードを詰め込めば上位表示を獲得できた時期もありました。

しかし、現在はコンテンツの質が重要視されており、不自然にSEOキーワードが詰め込まれた記事はユーザー体験が損なわれると判断され、上位表示できません。

仮に上位表示できても、すぐに記事を離脱される原因となるでしょう。

読者の検索意図に沿った記事を作成できれば、自然にSEOキーワードが入るため、過剰に詰め込む施策は避けるべきです。

キーワードの重複を避ける

ブログやWebサイト全体で見た際に、キーワードが重複しないようにしましょう。

当然ですが、同じキーワードを設定した記事は、コンテンツの内容も近しくなります。

同一のブログ・Webサイト内に重複したコンテンツが存在すると、検索エンジンからの評価が下がり、上位表示されにくくなるので要注意です。

また、異なるキーワードでも、以下のようにユーザーの検索意図が重複する場合は注意が必要です。

  • アフィリエイト 収益化
  • アフィリエイト 稼ぐ

使う語句が異なるだけで内容が重複するので、検索エンジンから重複コンテンツとみなされる可能性があります。

検索順位・キーワードを見直す

一度記事を投稿したあとも、定期的に検索順位やキーワードを見直しましょう。

以下のような状況では、記事のリライト(書き直し)を検討すべきです。

  • 設定したキーワードで上位表示を獲得していない
  • 狙ったキーワード以外の検索クエリでアクセスが集まっている など

アクセスがないにも関わらず記事を放置すると、Googleからの評価が下がる可能性があります。

検索順位や流入キーワードは「Google Search Console」などで確認可能です。

Googleサーチコンソールについては「【画像付き】Googleサーチコンソールに登録する方法と4つのおすすめ機能を徹底解説」で解説しています。

▼アクセスゼロの原因や対処法はこちらで解説しています▼
ブログのアクセスゼロの6つの原因とは?解決策と乗り越えるコツも解説【いつまで続く?】ブログのアクセスゼロの6つの原因とは?解決策と乗り越えるコツも解説

SEOキーワード選定に関連する5つの重要用語

より専門的にSEOキーワード選定を行う場合、以下の用語の意味を適切に把握することが大切です。

MEMO
  • 検索クエリ
  • 流入キーワード
  • 関連キーワード
  • サジェストキーワード
  • 共起語

各用語の意味を詳しく解説します。

検索クエリ

検索クエリとは、ユーザーが実際に検索エンジンに入力した語句を指します。

つまり、キーワード選定とは「何の検索クエリを想定して記事を制作するか」と言い換えられます。

「検索クエリ=ユーザーのニーズ」ともいえるでしょう。

流入キーワード

流入キーワードとは、検索エンジンからWebサイトにアクセスしたユーザーが実際に検索しているキーワードです。

Webサイトやコンテンツの流入キーワードを把握すると、以下のようなメリットがあります。

メリット
  • サービス・商品に興味があるユーザーの悩み・目的がわかる
  • 選定したSEOキーワードでアクセスを集められているかわかる
  • 競合サイトでアクセスがあり、自社サイトでアクセスがないキーワードがわかる

キーワード選定に加えて、リライトや戦略の策定でも役に立ちます。

サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力した際に、検索エンジンから提案される検索候補を指します。

サジェストキーワードの画像

ユーザーの検索傾向や本人の位置情報・検索履歴などから生成されます。

頻繁に検索されているキーワードを確認できるので、検索意図の調査に役立ちます。

関連キーワード

関連キーワードとは、検索クエリとの関連性が高いキーワードを指します。

Google検索の場合、検索結果の下部に「関連性の高い検索」として表示されているものです。

関連キーワードは検索エンジンのアルゴリズムによって生成されており、以下のようなキーワードが選定されます。

  • 実際に検索クエリと一緒に検索されているキーワード
  • 関連性の高いキーワード

一例として「ブログ アフィリエイト」で検索した際の関連キーワードは以下の通りです。

関連キーワードの画像

検索キーワードを確認すると、ユーザーのニーズを把握でき、キーワード選定の足掛かりにもなります。

共起語

共起語とは、特定のキーワードの検索結果で上位表示されている記事内で一緒に使われている語句です。

例えば「ブログ アフィリエイト」の上位記事には、以下のような共起語が含まれています。

  • 無料
  • 方法
  • 収益
  • 登録
  • 報酬
  • 初心者
  • 簡単 など

上位サイトが取り扱うトピックやユーザーニーズの傾向を把握できます。

共起語を調べるには「ラッコキーワード」などのツールを用いることが一般的です。

【無料あり】SEOキーワード選定でおすすめのツール5選

SEOキーワード選定は、各種ツールを用いると効率的に作業を進めることができます。

SEOキーワード選定で特におすすめのツールは以下の5つです。

SEOキーワード選定で使えるおすすめツール
  • ラッコキーワード
  • Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
  • aramakijake(アラマキジャケ)
  • Google キーワードプランナー
  • Keyword Tool(キーワードツール)

無料で利用できるツールもあるので、参考にしてください。

ラッコキーワード

ラッコキーワードのファーストビュー

ラッコキーワードは、以下のような機能を搭載したWebツールです。

  • キーワード分析(サジェストキーワード/検索ボリューム など)
  • 競合調査(見出し抽出/共起後抽出 など)
  • 市場調査(Googleトレンド/ニュース・話題の記事 など)

キーワードや競合記事を分析できるので、検索ボリュームがあり上位表示しやすいキーワードを見つけやすいはずです。

また、新たなキーワード案が見つかる可能性もあるでしょう。

無料プランでも幅広い機能を利用できるので、一度は活用すべきといえます。

ラッコキーワードについては「ラッコキーワードの使い方・登録方法を徹底解説:無料・有料の違いやよくある質問も紹介」で詳しく解説しています。

ラッコキーワードの使い方 無料・有料の違いやよくある質問も解説ラッコキーワードの使い方・登録方法を徹底解説:無料・有料の違いやよくある質問も紹介

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

ubersuggestのファーストビュー

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、以下のような内容を確認できるWebツールです。

  • 検索ボリューム
  • 関連語
  • SEO難易度
  • キーワード候補
  • 被リンク数
  • ドメインパワー など

キーワード選定に加えて、サイト全般の監査も受けられるので、総合的なSEO対策ができます。

ただし、無料プランだと機能に制限があるので、本格的に活用したい方は有料プランへの加入を検討しましょう。

aramakijake(アラマキジャケ)

aramakijakeのファーストビュー

aramakijake(アラマキジャケ)は、Googleなどの検索ボリュームを調査できる無料ツールです。

調べたいキーワードを入力するだけで月間検索数が表示され、各検索順位のアクセス予想数も把握できます。

また、検索と同時に関連語が表示される点も魅力です。

機能はシンプルですが、無料にも関わらず回数無制限で利用できるので、コストをかけずにSEOキーワード選定を行いたい方などにおすすめです。

Google キーワードプランナー

キーワードプランナーのファーストビュー

キーワードプランナーでは、キーワードの検索ボリュームの把握や関連キーワードのリストアップが可能です。

Google広告を出稿している方向けのサービスですが、広告を出稿しなくても基本的な機能を無料で利用できます。

さらに、ブログやWebサイトのURLを入力すると、コンテンツの内容を分析して候補となるキーワードを提案してもらえる点も魅力です。

ただし、無料プランだと検索ボリュームは「10〜100」「100〜1,000」「1,000〜10,000」のように大きな範囲内で表示されます。

検索ボリュームの目安を把握したい方には向いていますが、詳しい数字を知りたい方は別のツールの活用を検討しましょう。

Keyword Tool(キーワードツール)

keywordtoolのファーストビュー

Keyword Tool(キーワードツール)では、検索ボリュームやサジェストキーワードを調査できます。

サジェストキーワードは数百単位で表示されるので、ニッチなキーワードを見つけたい方にもおすすめです。

ユーザーの検索意図も深堀できるでしょう。

Google検索だけでなく、YouTubeやAmazon、X(旧Twitter)など、さまざまなプラットフォームのキーワードを調査できる点も特徴です。

ただし、無料プランでは検索ボリュームや競合性は確認できないので、ほかのツールと併用することをおすすめします。

SEOキーワード選定に関するよくある質問

よくある質問の画像

ここでは、SEOキーワード選定に関するよくある質問に回答します。

  • 選定したSEOキーワードを踏まえた記事作成のやり方は?
  • メタキーワードはSEOに関係ある?
  • 検索順位は何位以内を目指すべき?
  • SEOキーワードの記事への入れ方は?

選定したSEOキーワードを踏まえた記事作成のやり方は?

SEOキーワードを選定したら、記事作成に移ります。

SEOキーワードを踏まえた記事作成の流れは大きく以下の通りです。

  • ユーザーニーズの把握
  • タイトル・構成案の作成
  • 本文の執筆
  • 推敲

特に、ユーザーニーズの把握は記事の品質を左右する重要な要素です。

ユーザーニーズと記事の方向性がズレると、検索結果に上位表示されない可能性が高いため注意しましょう。

SNSや実体験、Yahoo!知恵袋などを参考にして「このキーワードで検索するユーザーは何を求めているか」を明確にしてください。

また、検索結果の上位表示を獲得している記事は、ユーザーの検索意図を満たしているといわれています。

すべて同じ構成で作るのはマイナス評価の要因となりますが、記事作成の参考になるはずです。

SEOキーワードの記事への入れ方は?

SEO対策で重要なポイントは「キーワードを記事へ自然に入れること」です。

ユーザーニーズに沿った構成を作成すれば、自然と記事内に入るはずですが、特に以下の点を意識して、SEOキーワードを記事に組み込みましょう。

  • meta description(メタディスクリプション)に入れる
  • 記事タイトルの左側に入れる
  • 各見出しにできる限り入れる
  • 本文中にも自然に入れる

ただし、過剰にキーワードを詰め込みすぎるのはマイナス評価の原因となります。

過去にはキーワードを多く入れるとSEOで評価された時期もありました。

しかし、現在はユーザー体験が損なわれる記事は評価されにくいので、ユーザーニーズを満たしつつ自然な文脈で使うことを意識してください。

SEOに強くクリックされやすいブログタイトルの決め方は「ブログの記事タイトルの付け方。SEOへの影響や文字数は?」で解説しています。
ブログ記事タイトルの付け方 SEOへの影響や文字数は?ブログの記事タイトルの付け方。SEOへの影響や文字数は?

メタキーワードはSEOに関係ある?

メタキーワードとは、コンテンツの主要なキーワードをGoogleに伝えるためのメタタグです。

以前はメタキーワードの設定がSEO対策で重要視されていましたが、現在はGoogle公式がSEO評価に影響しない旨の発信をしています。

現在は、メタキーワードよりもメタディスクリプションの設定の方が効果的です。

※参考:Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません

検索順位は何位以内を目指すべき?

Googleの検索順位は1位を目指すべきです。

なぜなら、検索順位が落ちるほど、ユーザーにクリックされる確率が低下するためです。

実際に、検索順位1位を獲得した記事のクリック率が39.8%である一方で、検索順位5位の記事は5.1%しかクリックされないというデータがあります。

また、検索順位10位になると、わずか1.6%しかクリックされません。

検索順位が2桁になると、ユーザーの検索結果の1ページ目に表示されないので、流入はほとんど見込めません。

そのような記事はリライトを検討すべきでしょう。

※参考:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024 – First Page Sage

まとめ:SEOキーワード選定で効率的に成果を得よう

本記事では、SEOキーワード選定のやり方やポイント、無料ツールなどを初心者向けに解説しました。

適切にキーワード選定を行えば、SEOに強いコンテンツ制作が可能となり、PVや収益性の向上につながります。

最も効率的にコンバージョンを目指せるキーワードを選定し、効率的にブログやWebサイトを運営しましょう。

ただ、SEOの評価はキーワード選定だけでなく、ページの表示速度やドメインの評価、サイト設計などさまざまな要素で決まります。

ブログやWebサイトを総合的に評価し、最も効率的にSEO対策を進められる手法を選択しましょう。

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