「WordPressで制作したWebサイトにはサーチコンソールを導入すべき？」
「Googleサーチコンソールの設定方法を知りたい」
このようなお悩みをお持ちの方はとても多いです。
WordPressで制作したサイトにGoogleサーチコンソールを導入すれば、コンテンツのへアクセス数や検索キーワードを把握でき、さらにスムーズなインデックス登録も実現可能です。
効率的にWebサイトの改善や記事のリライトが行え、アクセス数の増加が期待できます。
しかし、初心者には連携方法が複雑に感じられたり、機能が多いことから使い方で悩んでしまう方もいるでしょう。
この記事では、Googleサーチコンソールの設定方法や導入すべき理由などを解説します。
掲載した画像と説明に沿って作業を進めれば、躓くことなく設定を完了でき、メディア運営者が実践する効果的な使い方も理解できるので、ぜひご覧ください。
目次
Googleサーチコンソールとは？
サーチコンソールを導入することで、コンテンツの検索順位や表示回数の推移、Webサイトの問題点などを把握できます。
サーチコンソールのデータをもとに、Webサイトやコンテンツを効果的に改善すればアクセス数を増やせます。
その結果、オウンドメディアの効率的な集客やブログの収益化に繋がるため、メディア運営者にとって必須のツールといえるでしょう。
なお、サーチコンソールはWordPressを含む幅広いCMSやブログサービスで導入できますが、対応していない一部の無料ブログもあるので注意してください。
Googleサーチコンソールの主な機能
Googleサーチコンソールでは、Webサイトの以下のようなデータを計測できます。
- 各コンテンツの検索キーワード（どんな検索ワードでページが表示・クリックされているか）
- 各コンテンツの表示回数・クリック数・CTR（クリック率）・検索順位の推移
- Webサイト全体の表示回数・クリック数・CTR（クリック率）・平均検索順位
- コンテンツが抱える問題点（表示速度 / セキュリティなど）
- 被リンク（他者のWebサイトからリンクを受けること）の状況
- インデックス（Googleのデータベースに登録されている状態）の状況
また、コンテンツのインデックス登録のリクエストも可能です。
インデックス登録されたコンテンツが検索結果に表示される。
サーチコンソールを使わなくても、自動でインデックスされることはあります。
しかし、インデックスをリクエストしないとクロールが後回しにされ、なかなか登録されないケースも多いです。
コンテンツを投稿・更新しても検索結果に表示されず、Webサイトの成長が遅れる原因になってしまいます。
GoogleサーチコンソールをWordPressに設定する方法 3 STEP
GoogleサーチコンソールをWordPressに設定する流れは、大きく以下の3ステップです。
- Googleアカウントの作成
- サーチコンソールの登録
- WordPressとの連携
ここでは、それぞれの工程をザックリと解説するため、大まかな流れを理解しましょう。
Googleアカウントの作成
サーチコンソールをWordPressに導入するには、Googleアカウントが必要です。
アカウントを持っていない場合は、最初にGoogleアカウントを作成しましょう。
すでにGoogleアカウントを持っている方は、そのアカウントを使っても問題ありません。
サーチコンソールの登録
Googleアカウントでサーチコンソールに登録し、Webサイトの情報（URL / プロパティタイプなど）を設定します。
この段階でWebサイトのURLが求められます。
ホームページやブログ開設が完了していない場合は、先にWordPressのインストールやWebサイトの構築を行いましょう。
WordPressとの連携
サーチコンソールにWebサイトの情報を登録したら、WordPressと連携します。
WordPressとの連携は、プラグイン（All in One SEOなど）やデザインテーマ（Cocoon / SANGOなど）の活用など、複数の方法があります。
- プラグイン：
WordPressにさまざまな機能（問い合わせ / ランキングなど）を追加できる拡張機能。
無料のプラグインも多く、WordPressの管理画面から簡単にインストールが可能。 - デザインテーマ：
WordPressのデザインや機能を設定できるファイルの集まり。
Webサイトを開設する際は、デザインテーマで基本的なサイトの見た目や機能を整えるのが一般的。
いずれも導入後の機能は変わらないため、簡単だと感じる方法を選択しましょう。
Googleアカウントの作成
Googleアカウントを作成する流れは、大きく以下の8ステップです。
- Googleアカウント作成ページにアクセス
- 氏名の入力
- 生年月日・性別の入力
- Gmailアドレスの選択
- パスワードの入力
- 再設定用のメールアドレスの入力
- アカウント情報の確認
- 利用規約の確認・同意
ここでは、それぞれの工程について詳しく解説します。
なお、すでにGoogleアカウントを持っている方は、「2. Googleサーチコンソールの登録」から作業を始めてください。
1-1. Googleアカウント作成ページにアクセス
まずは、Googleアカウントの作成ページにアクセスします。
ページ右上の「アカウントを作成する」をクリックしてください。
1-2. 氏名の入力
アカウントユーザーの氏名の入力画面に遷移します。
氏名を入力し、「次へ」をクリックしてください。
なお、性は省略可能です。
1-3. 生年月日・性別の入力
次に、性別や生年月日を入力します。
入力が完了したら、「次へ」をクリックしてください。
1-4. Gmailアドレスの選択
作成するGmailアドレスを選択、または入力します。
Googleから提案される文字列を使っても問題ありませんが、「自分でGmailアドレスを作成」をクリックすれば任意の文字列を入力できます。
特に、対外的にメールアドレスを公開予定なら、Webサイトの名称や氏名などに関連した文字列での作成をおすすめします。
1-5. パスワードの入力
アカウントにログインするためのパスワードを設定します。
安全面を考慮し、半角英数字と記号を組み合わせた文字列を設定しましょう。
1-6. 再設定用のメールアドレスの入力
次に、再設定用のメールアドレスを入力します。
ここで入力するメールアドレスはGmail以外でも問題ありません。
Gmailアカウントで通常とは異なる行動が検出されたり、ログインできなくなった場合、再設定用のメールアドレスに通知が届きます。
1-7. アカウント情報の確認
作成するアカウント情報が表示されるため、問題がなければ「次へ」をクリックします。
1-8. 利用規約の確認・同意
Googleアカウントの利用規約が表示されるので、内容を確認したうえで、画面下部の「同意する」をクリックします。
利用規約に同意するとアカウント登録が完了し、ログイン状態となります。
Googleサーチコンソールの登録
Googleサーチコンソールに登録する流れは、大きく以下の4ステップです。
- サーチコンソールの登録画面にアクセス
- Googleアカウント
- プロパティタイプの選択
- 所有権の確認
ここでは、各工程について画像付きで詳しく解説します。
2-1. サーチコンソールの登録画面にアクセス
Google Search Consoleの登録画面にアクセスし、「今すぐ開始」をクリックします。
2-2. Googleアカウントにログイン
Googleアカウントのログイン画面に遷移するため、サーチコンソールに登録するアカウントにログインしてください。
なお、先ほどアカウント登録を行った場合はすでにログイン状態となっており、この画面は表示されません。
2-3. プロパティタイプの選択
Googleアカウントにログインすると、プロパティタイプの選択画面に遷移します。
プロパティタイプは以下の2つに分けられます。
- ドメイン
- URLプレフィックス
設定を進めるプロパティタイプにWebサイトのURL（ドメイン）を入力し、「続行」をクリックしてください。
なお、初めてWordPressにサーチコンソールを設定する方には「URLプレフィックス」がおすすめです。
本記事でも、URLプレフィックスを選択して解説を進めます。
プロパティタイプ「ドメイン」
ドメインは、Webサイト全体を計測する際に使用します。
例えば、設定するWebサイトのドメインが「blog.com」の場合、以下のようなURLを含めて計測できます。
- https://blog.com/abc
- http://abc.blog.com
つまり、指定したドメイン配下のすべてのURLが計測対象となり、個別に設定する必要はありません。
ただし、サーバーの管理画面からドメイン所有権を確認する手間がかかります。
設定方法が複雑なので、サーバーやドメイン管理の専門知識がない初心者にはおすすめしません。
プロパティタイプ「URLプレフィックス」
URLプレフィックスでは、Webサイトのコンテンツを個別に管理します。
URLを一つひとつ設定する必要があり、若干手間と感じるかもしれません。
ただし、設定が簡単でやり方も複数あるので、サーバーやドメイン管理の知識がない初心者でもスムーズに設定が完了します。
ちなみに、プロパティタイプの「ドメイン」は比較的新しい設定で、2010年代や2020年代前半には、多くのWebサイトでURLプレフィックスが採用されていました。
今でもURLプレフィックスでサーチコンソールを設定している方も多く、極端に不便さを感じることは少ないでしょう。
2-4. 所有権の確認
URLプレフィックスにURLを入力し、「続行」をクリックすると、所有権の確認画面が表示されます。
所有権を確認する方法は、大きく以下の5つです。
- HTMLファイル
- HTMLタグ
- Google Analytics
- Google タグ マネージャー
- ドメイン名プロバイダ
所有権を確認するとサーチコンソールとWordPressが連携され、Webサイトの解析が可能になります。
WordPressと連携する方法は複数あるため、「3. GoogleサーチコンソールとWordPressを連携【3つの方法】」で詳しく解説します。
所有権の確認では、この画面の情報を使うため、画面を閉じずに次の章に進んでください。
GoogleサーチコンソールとWordPressを連携【3つの方法】
所有権を確認し、GoogleサーチコンソールとWordPressを連携するおすすめの方法は、以下の3つです。
- Googleアナリティクスを事前に登録
- プラグイン「All in One SEO」の活用
- WordPressテーマの設定機能にIDを入力
「HTMLタグをヘッダー内に直接挿入」など、方法は多岐にわたりますが、ここでは初心者でもわかりやすい方法をピックアップして紹介します。
3-1. Googleアナリティクスを事前に登録
サーチコンソールを導入したいWebサイトで、すでに「Googleアナリティクス」を登録している場合、所有権の確認画面の「Google Analytics」＞「確認」をクリックするだけで設定が完了します。
導入によって以下のようなデータを解析できます。
・Webサイトの総アクセス数
・訪問者の属性（性別 / 年齢 / 地域など）
・訪問者の流入経路
・訪問者の滞在時間
・Webサイト内での訪問者の行動
Googleアナリティクスは、サーチコンソールと並んで多くのメディア運営者が活用するツールです。
本格的に集客や収益化を目指したい方は、積極的に導入しましょう。
Googleアナリティクスに登録していれば、サーチコンソールの認証もすぐに完了するので、先に登録しておくのがおすすめです。
Googleアナリティクスの登録方法については「Googleアナリティクス（GA4）をWordPressに設定する方法を3 STEPで解説【画像付き】」をご覧ください。
3-2. プラグイン「All in One SEO」の活用
プラグイン「All in One SEO」を活用して、サーチコンソールとWordPressを連携する方法があります。
具体的な手順は以下のとおりです。
- WordPressの管理画面左の「プラグイン」＞「プラグインを追加」をクリック
- 「プラグインの検索画面」に「All in One SEO」と入力
- 検索結果に表示された「All in One SEO」の「今すぐインストール」をクリック
- インストールが完了したら、「有効化」をクリック
- WordPressの管理画面左の「All in One SEO」＞「一般設定」をクリック
- 「ウェブマスターツール」＞「Google Search Console」をクリック
- 「Google Search Console に接続」をクリック
- サーチコンソールに登録したアカウントにログイン
- All in One SEOからのアクセスを許可
- 「Complete Connection」をクリック
ここまで完了すると、All in One SEOの画面に自動で戻ります。
以下の画像のように表示されれば、WordPressとの連携が正常に完了しています。
3-3. WordPressテーマの設定機能にIDを入力
WordPressテーマの設定機能を活用してサーチコンソールと連携する方法があります。
各WordPressテーマの設定画面にサーチコンソールの認証IDを入力すると所有権を確認できます。
例えば、無料のWordPressテーマ「Cocoon」でWordPressとサーチコンソールを連携する手順は、以下のとおりです。
- WordPressの管理画面「Cocoon設定」＞「Cocoon設定」をクリック
- 「アクセス解析・認証」をクリック
- 「Google Search Console ID」に認証IDを入力
- 画面下部の「変更をまとめて保存」をクリック
- 「所有権の確認」画面の「HTML タグ」＞「確認」をクリック
「認証ID」とは、先ほどの「所有権の確認」画面の「HTML タグ」内にあるcontent属性の値を指します。
例えば、HTMLタグが
<meta name=”google-site-verification” content=”AbCdEfGhIjKlMn123456789″ />
の場合、「AbCdEfGhIjKlMn123456789」部分が認証IDであり、この文字列を設定画面に入力します。
ただし、WordPressテーマにより設定方法が異なり、なかには設定に対応していないケースもあります。
各テーマの設定方法を確認してみましょう。
参考：
・Google Search Consoleに登録する方法 | Cocoon
・Google AnalyticsやGoogle サーチコンソールの設定をしよう | SANGOカスタマイズガイド
・JIN:Rで「Googleサーチコンソール」を導入する方法｜JIN:R MANUAL
・AFFINGER6｜Google Search Consoleを設定 – アフィンガースタジオ
WordPressにGoogleサーチコンソールを導入すべき4つの理由
WordPressにGoogleサーチコンソールを導入すべき理由は、大きく以下の4つです。
- 効率的に記事をインデックス登録できる
- Webサイトの方針・戦略の決定に役立つ
- Webサイトの問題点を確認できる
- 無料かつGoogleの公式ツールで信頼性が高い
ここでは、それぞれの理由を詳しく解説します。
効率的に記事をインデックス登録できる
WordPressにGoogleサーチコンソールを導入することで、効率的にクローラーにページをインデックス登録してもらえます。
- インデックス登録：検索エンジンのデータベースにページが登録されている状態のこと。
インデックス登録されたページが検索結果に表示される。 - クローラー：コンテンツを巡回し、データベースにインデックスを行うロボットのこと。
サーチコンソールには、コンテンツのインデックス登録をリクエストする機能があります。
インデックス登録をリクエストすると、クローラーが優先的に自分のWebサイトのページを巡回し、データベースに登録します。
その結果、コンテンツが通常よりも早く検索結果に表示され、アクセス数増加につながるのです。
Webサイトの方針・戦略の決定に役立つ
GoogleサーチコンソールでWebサイトを解析すれば、今後の戦略や運営方針策定の判断材料として役立ちます。
例えば、狙ったキーワードとは異なる検索語句でアクセスが集まっている場合、以下のような施策が有効です。
- 実際にアクセスが集まっているキーワードに合わせて記事をリライトする
- アクセスが集まっているキーワードでのニーズが高いと判断し、新規記事を作成する
他にも、上位表示を達成できている記事から、Googleに評価されやすいトピックの傾向をつかむことができ、新規記事のキーワード選定のヒントになることもあります。
闇雲にコンテンツを投稿・更新するよりも、圧倒的に効率良く集客が見込めるでしょう。
Webサイトの問題点を確認できる
Googleサーチコンソールを活用すれば、Webサイトの問題点を把握できます。
例えば、「ウェブに関する主な指標」では表示速度の問題、「手動による対策」ではGoogleから下された手動ペナルティの問題が提示されます。
サーチコンソールで指摘される問題点の多くは、SEOの評価に直結します。
つまり、サーチコンソールに表示された問題点を改善すると、Googleに評価されるWebサイトに近づき、検索結果の上位に表示されやすくなります。
無料かつGoogleの公式ツールで信頼性が高い
Googleサーチコンソールは、Googleの公式ツールであり、完全無料で利用できます。
Webサイトの解析ツールはいくつも存在しますが、これほど多機能な無料ツールはほとんどありません。
また、世界的な企業であるGoogleが提供しているサービスのため、新しいツールを導入するのに不安を感じる方でも安心して利用できるでしょう。
メディア運営者が実践するGoogleサーチコンソールの具体的な活用方法
実際のメディア運営者は、Googleサーチコンソールを以下のような場面で活用します。
- 検索パフォーマンスのモニタリング
- リライト記事の選定
- 新規記事のキーワードの発掘
- 記事の投稿・更新後のインデックス登録のリクエスト
- Webサイトの状態や問題点の確認
ここでは、それぞれの場面について詳しく解説します。
検索パフォーマンスのモニタリング
Googleサーチコンソールは、新規コンテンツの投稿やリライト後の検索パフォーマンスをモニタリングするために使われます。
例えば、2025年8月下旬に投稿された上記の記事は、9月1日からユーザーの検索結果に表示され始めていることがわかります。
また、ターゲットキーワードが表示回数とクリック数を最も集めており、検索順位も5位前後と比較的順調です。
平均CTRは7.1％と検索順位5位前後としては標準的であり、リライトをせずこのままモニタリングを続けても問題ないと判断できます。
検索順位が高いほどCTRも高くなる傾向があり、目安は以下のとおりです。
1位：30％前後
2位：15％前後
3位：10％前後
4位：8％前後
5位：6％前後
6位：5％前後
7～10位：2～4％前後
この段階で「まったくクリックも表示もされない」「ターゲットキーワードの順位が著しく低い」といった場合、何かしらの対処が必要となる可能性があります。
加えて、過去24日の総クリック数が427で、安定して集客できている記事なので、今後も優先的にモニタリングを続けるという方向性が固まるでしょう。
なお、検索パフォーマンスは国やデバイス別など、細かく絞り込むことも可能です。
ターゲットユーザーに合わせて設定を調整すると、より質の高い解析結果が得られます。
リライト記事の選定
メディアのリライト記事の選定時にも、Googleサーチコンソールが役に立ちます。
例えば、上記のデータを見てみると、2024年7月末を境に検索順位が落ち（3位前後 → 5位前後）、不安定になっていることが見て取れます。
5位前後の検索順位でリライトを行うかどうかはメディア運営者により判断が分かれますが、3位と5位ではCTRで約4％程度の差が生まれます。
特にCVが発生する重要な記事の場合、収益低下を招く恐れがあるため、リライトを行い、検索順位の回復を図る戦略が有効です。
- 検索順位が落ちている
- CTRが著しく低い
- ターゲットキーワード以外でアクセスが集まっている
新規記事のキーワードの発掘
サーチコンソールの解析データで、新規記事のキーワードが発掘されることがあります。
サーチコンソールのURL別のデータでは、検索キーワード別のクリック数や表示回数などを確認できます。
この際、想定とは異なるキーワードでアクセスが集まっているケースがあります。
具体例を挙げると、【「WordPress 始め方」で制作したコンテンツに「WordPress 収益化」でアクセスが集まる】です。
現在ニーズを満たせる記事がない状況で、ユーザーのニーズがある新規記事の投稿をすると、新たな集客が期待できるでしょう。
他にも、メディア全体の傾向として検索順位が伸びやすいトピックが見られるケースもあります。
例えば、「WordPress 始め方」や「WordPress プラグイン」など、WordPress関連の記事が伸びているといった事象が挙げられます。
その場合、WordPress関連のコンテンツはGoogleに評価されやすいと判断でき、同領域の新規記事を制作するという方針を決められます。
記事の投稿・更新後のインデックス登録のリクエスト
サーチコンソールには、記事の投稿・更新後にインデックス登録のリクエストを行う役割もあります。
記事を投稿してもインデックス登録されなければ、ユーザーの検索結果に表示されません。
また、リライト後にインデックス登録されていないと、ユーザーの検索結果には古いコンテンツの情報が残り続けてしまいます。
記事を投稿・更新したらインデックス登録のリクエストを行い、少しでも早くユーザーの検索結果に反映されるようにしましょう。
インデックス依頼の流れは、以下のとおりです。
- サーチコンソールの画面上部の検索窓にURLを入力・検索
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
上記は、すでにインデックスされている記事を更新する事例です。
新規記事を投稿した際、「URLはGoogleに登録されていません」と表示されるので、同様にインデックス登録をリクエストしましょう。
Webサイトの状態や問題点の確認
サーチコンソールを活用すれば、コンテンツ単体ではなくWebサイト全体の状態や問題点も確認できます。
例えば、「分析情報」を確認すると、上昇基調・下降基調のコンテンツやキーワードを把握できます。
また、「ウェブに関する主な指標」の項目では、改善が必要なURLや不良URL一覧が表示されます。
問題のあるURLについては、問題の内容（表示速度が遅いなど）が表示されるので、優先的に改善しましょう。
他にも、「リンク」ページでは被リンクを含むサイトのリンクの状況、「Discover」ではGoogle Discoverに取り上げられ、表示・クリックされた数などを確認できます。
Webサイト全体の傾向や問題を把握すれば、テクニカルSEOの対策や今後の新規記事・リライトの方向性を決めやすくなります。
（例）表示速度の改善 / メタタグの最適化 / モバイルフレンドリー化など
Googleサーチコンソールに関するよくある質問
Googleサーチコンソールに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違いは？
- 同じアカウントで複数のサイトを管理できる？
ここでは、各質問に詳しく回答します。
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違いは？
サーチコンソールとアナリティクスは、ともにGoogleが提供する無料のWebサイト解析ツールですが、解析する内容が異なります。
Googleサーチコンソールでは、主にユーザーがコンテンツにアクセスするまでの行動（ページのクリック率 / 検索キーワードなど）を調べられます。
より簡単にいえば、「アクセス数を増やすために必要なデータを解析できるツール」です。
一方、Googleアナリティクスは、ユーザーがWebサイトにアクセスした後の行動（滞在時間 / 広告のクリック率など）を調べられます。
つまり、「問い合わせやCV数を増やすためのデータを解析できるツール」といえます。
どちらもWebサイトを成長させるために重要なデータを取得できるため、まとめて導入すると良いでしょう。
Googleアナリティクスについての細詳は「Googleアナリティクス（GA4）をWordPressに設定する方法を3 STEPで解説【画像付き】」をご覧ください。
同じアカウントで複数のサイトを管理できる？
Googleサーチコンソールでは、同一アカウントで複数のWebサイト管理が可能です。
- 画面左上の「プロパティを検索」のプルダウンをクリック
- 「プロパティを追加」
「プロパティを追加」をクリックすると、「プロパティタイプの選択」画面が表示されます。
その後は、この記事で紹介した手順でWordPressと連携すれば、同じアカウントで複数のWebサイトを管理できます。
Webサイトを切り替える場合は、プロパティを検索から該当するURLをクリックするだけです。
まとめ：GoogleサーチコンソールでWordPressサイトを戦略的に運用しよう
Googleサーチコンソールは、Googleが提供する無料のWebサイト解析ツールです。
WordPressで開設したWebサイトに導入すると、メディアのパフォーマンスや問題点の把握、インデックス登録のリクエストができます。
Webサイトの方針の明確化やリライト記事の選定、スムーズなインデックス登録などが可能となり、アクセス数アップに貢献します。
ビジネスや収益化を目的としたWebサイトを運営する方には必須のツールとなりますので、ぜひ導入してください。
また、これからWordPressでWebサイトを開設する場合、レンタルサーバー「カラフルボックス」がおすすめです。
- 「WordPress快速セットアップ」搭載で、初心者でも簡単にWordPressサイトを開設できる
- Webサイトを高速表示できる高速Webサーバー「LiteSpeed」を採用
- 初心者でも使いやすいコントロールパネル「cPanel」を採用
- 計8種類の豊富なプランを用意しており、アップグレード・ダウングレードに即時対応
- 過去14日の自動バックアップ機能を搭載
- 長めの30日間の無料お試しで使い勝手を確認できる
- インストール不要のノーコードツール「Sitejet」を追加料金なしで利用可能
ぜひチェックしてみてください。
▼WordPressの始め方はこちら▼
【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説
